平働休遊な生活

平日働き休日遊ぶ私の毎日を綴るブログ

ベストセラー乱読

『理由(宮部みゆき)』再々読のあらすじ、感想

『理由』。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのかが分からない、宮部みゆきの代表作かつ直木賞作品。 1996年から朝日新聞で連載されていました。 読むのは3回目だったのですが内容を忘れてしまって、新たな気持ちで読むことができました…

『ファーストラブ(島本理生)』のあらすじ、感想(祝・直木賞!)

私の好きな作家の1人(文芸では1番読んでると思う)である島本理生さんがついに直木賞を受賞されました! もっと若い時に芥川賞を取ってほしかったですが、何度もノミネートされていたのに何故かいつも別の人に渡ってしまっていましたね。 今回の受賞を機に…

『友罪(薬丸岳)』あらすじ、感想

少年犯罪をメインとした難しい題材で有名な薬丸岳さんの本が初映画化したとあって、原作未読のため読んでみました。 生田斗真さんと瑛太さんで映画化され、2018年5月から放映されました。キャストも力が入ってるみたいですし、今後ますます薬丸岳さんが注目…

『かがみの孤城(辻村深月)』のあらすじ、感想

今年のゴールデンウィーク前に読んだ本です。気付いたら読後1か月も経っています。フレッシュな記憶ではなくなってしまった・・・けれど、続きが気になりすぎて一気読みしてしまった記憶は鮮明に残っています。ゆっくり読んでいたのは最初だけ。途中から加速…

『顔のない男(ステファン・アーンヘム)』との奮闘記

この本、どうしても読み終えることができないのです。買ったのは2017年1月。もう1年以上たっているのに、2/3読み終えたところで止まっていて、先に進めません。この本は659ページもあるので、2/3と言っても分量的にはけっこう読みました。でも、挫折しそうで…

『十二支のはじまり(いもとようこ文・絵)』で学ぶ、十二支の由来

本との出会い 十二支はもちろん知っていましたが、物語があることを知ったのは漫画「フルーツバスケット」がきっかけです。 フルーツバスケット 愛蔵版 コミックセット (花とゆめCOMICSスペシャル) [マーケットプレイスセット] 作者: 高屋奈月 出版社/メーカ…

『漫画 君たちはどう生きるか(原作:吉野源三 漫画:羽賀翔)』で感じた、大人になってしまった自分

本との出会い NHKのニュースで80年前に出版された本が今ベストセラーになっているとの報道があり、興味がわいて手に取りました。 そもそも本書は、小説版と漫画版が出版されています。小説版は1937年に出版されたものの改訂版ですが、漫画版は今回初めて書か…

『闇の底(薬丸岳)』で読む、遺族の苦しみ

あらすじ 女児への性犯罪事件が起きるごとに、刑期を満了して出所している性犯罪者を処刑する事件が発生した。犯人は自らを「処刑人・サンソン」と名乗る。犯人を追うのは、小学生の頃、妹を性犯罪事件で亡くした刑事・長瀬。捜査の過程で、サンソンが狙って…

『妊娠・出産の予習BOOK(フクチマミ)』で思い返す、妊娠・出産体験

本の内容 妊娠、出産から子が1歳になるまでの育児の実体験に基づいた指南書。まるで友達が体験記を語ってくれるような感覚なので読みやすいです。妊娠・出産関連の本だと教科書的な書きぶりが多い中で、漫画の読みやすさも手伝って取っ付きやすいです。実際…

『秘密(林真理子)』で読む、人間の二面性

本との出会い このたった5人しかいないテーブルに、関係をもったカップルが4組もいる。 と書かれたポスターを見て、「どういうこと!?」と驚いて思わず手に取りました。1話目を読み終わった後、「全員女性だったけど???」と混乱しましたが、本書は8つの…

『3人子持ち働く母の「追われない家事」(尾崎友吏子)』で読む、家事の時短技

本の内容 高校2年生、小学6年生、小学1年生の男の子のワ―ママである著者が、どのように家事を効率的に回しているかというコツがまとめられた本。家事に追われないように、ご自身で家事をコントロールされている様子が伝わってきます。 いわゆる「プロの(兼業…

『勝間式 超ロジカル家事(勝間和代)』を参考に家事を最適化

本との出会い 時間的にも金銭的にも余裕のある生活を送るために、筆者が 研究したロジカル家事手法をまとめた本です。商品名が実名で紹介されていることがポイント。著者が「金スマ」でロジカル家事手法を紹介しているのを見た時には、既に新三種の神器(自動…