『3人子持ち働く母の「追われない家事」(尾崎友吏子)』で読む、家事の時短技
本の内容
高校2年生、小学6年生、小学1年生の男の子のワ―ママである著者が、どのように家事を効率的に回しているかというコツがまとめられた本。家事に追われないように、ご自身で家事をコントロールされている様子が伝わってきます。
いわゆる「プロの(兼業)主婦」なので、とても真似できないという印象もありつつ、それでも真似できるところは少しでも真似してみたいと思います。
「家事は私がやりたいからやっている」
家事をやっていると、どうしても自分ばかりが大変な思いをしているような不満を抱いてしまうものです。様々なアウトソーシング方法がある中で、あえてその家事を自分でしているのは何故?
考えてみると、自分が暮らしを良くしたいからしているのですよね。
例えば私の場合、週末に1週間分の作り置きおかずを作ります。時間もかかって大変です。地味に立ちっぱなしはツラいですし。イライラしてしまうことも多々あります。
でも、作っている理由は、「私が」買ってきたものだと味付けが濃くて飽きるから、「私が」体に良いと思うものを食べたいから、と考えを改めることができました。
それでもイライラはしてしまうのですけどね。なかなか聖人君主にはなれません。
調理法×素材のかけ算表
「豚肉、鶏肉、牛肉、挽肉・加工肉、魚、卵・豆腐・豆、野菜(副菜)」×「焼く・炒める、煮る・茹でる、揚げる、オーブン、一皿料理」でマトリックス表を作り、おかずをパターン化するというもの。
献立を考える手間と、定番料理を作る安定感が良いですね。私も時短料理でおいしかったレシピでマトリックス表を作成しています。さらに手順まで参照できるようにしています。
作者はこれを、「友の会」で学ばれたとのこと。そういえば、似たような話がこちらの本にも載っていました。
味噌汁の野菜、薄揚げは切って冷凍
味噌汁用に冷凍カット野菜を準備しておくもの。玉ねぎのスライス、長ねぎの斜め切り、人参の千切り、きのこ、キャベツ、白菜など。
冷凍術を学ぼうと難しく考えていましたが、味噌汁の具を1週間で使い切ると考えれば、何でも冷凍できちゃうのですね。冷凍すると、繊維が壊れていて、加熱時間が短くすむそうです。
ただ大根の冷凍は少し微妙でした。食感が悪くなりました。
著者の提案の野菜は問題ありませんでした。
トイレ掃除では、洗濯前のタオルで手洗いボウルを拭く
タオルで洗面所を掃除して洗濯機へという技がよく紹介されていますけど、変な潔癖症があって、ちょっと苦手です。
顔や口を拭くタオルで洗面所を掃除するのって・・・
でも、トイレのタオルであれば手を拭くだけですし、何もトイレの床を拭くわけではないし、と割り切って、ボウルや便器の外側の埃がたまりやすいところを拭くことにしました。
ちょっとした習慣ですが、目につく環境がキレイになりました。
まとめ
著者がプロすぎて、私が真似できることは数えるくらいしかありませんでした。けれど、著者が毎日を非常に丁寧に暮らしている様子が窺い知れました。
ワイシャツのアイロンがけテクニックなども載っています。私のワ―ママ業のステージが変われば、また見返したくなるような内容でした。
ただ著者の場合、平日のスケジュールが出勤9時、帰宅17時ということで、家事時間が朝61分、夜50分あるそうです。朝が遅いと確かに色々できて羨ましいなと思いました。
ちなみに、私は朝7時半出勤です。朝もあまり強くないので、早起きは苦手です。朝に1時間も家事するのは厳しいなと思いました。